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時間:2011-01-25
NECはこのたび、東京国際空港ターミナル株式会社(東京都大田区、代表取締役社長 霜田明彦、以下 TIAT)に、新国際線ターミナル運営の中核となる情報通信システムと、デジタルサイネージシステムを納入しました。これらのシステムは、10月21日(木)の新国際線ターミナルの開港に合わせ、運用が開始されました。
納入したシステムは、1)インフォメーションディスプレイシステム(IDS)とデジタルサイネージシステム、2)TIATインフォメーションマネジメントシステム(TIMS)、3)業務管理システムであり、新国際線ターミナルを運営する上で中核となるシステムとなります。
各システムの概要は以下のとおりです。
1. 旅客向けインフォメーションディスプレイシステム(IDS)とデジタルサイネージ
IDSは、旅客ターミナルビルを利用する旅客に航空機の運航情報(出発、到着、遅れなどの情報)、交通情報(道路渋滞情報、バス運行情報、鉄道運行情報)、案内メッセージ、気象情報などをタイムリーに提供し、旅客への動線案内を円滑化するなど、様々な空港利用シーンを想定した情報案内を統合的に管理、提供するものです。約450台の全てのディスプレイは一元管理されており、時間や場所に合わせて最新の情報が表示されています。
また、デジタルサイネージは、ターミナル内において、各階のフロアレイアウトやショップ・レストラン情報、イベント情報などを約20台の65インチディスプレイなどに表示して旅客へ提供するシステムです。特に到着ロビーの観光情報センターには、観光情報やテレビ放送を表示する4面マルチディスプレイ(46インチ×4)を1台設置しています。デジタルサイネージは、予め登録されたスケジュールに合わせて表示コンテンツを自動的に表示・変更することが可能です。
2. 空港職員向けTIATインフォメーションマネジメントシステム(TIMS)
TIMSは、ビル会社、委託先事業者および航空会社の社員向けに、空港運営に必要な各種情報を集約・一元管理して業務の効率化を図ります。社員は、グループウェアにより、業務日報・VIP情報・拾得物/遺失物情報・会議室予約・イベント情報・介助サービス予約情報などを利用することが可能です。介助サービス予約情報管理機能では、Web・電話からの介助サービス予約を受け付け、関係する空港職員にメールを自動通知して情報共有することにより、業務を効率化します。
3. 商業施設関係者および空港職員向け業務管理システム
業務管理システムは、流通サービス管理サブシステム、事業計画管理サブシステム、および財務会計サブシステムの3つのサブシステムで構成されています。流通サービス管理サブシステムは、店舗に設置されるPOS端末と連携し、空港商業施設内のスムーズな販売業務をサポートします。経営に関わるデータの分析やレポート作成が可能なBI(Business Intelligence)ツール機能を持つ事業計画管理サブシステムは、流通サービス管理サブシステムから取得される売上データも活用し、経理業務の中核となる財務会計サブシステムとともに、システム間で密接に連携することで、空港経営を効率的にサポートします。
NECは今回の実績を活かし、今後も業務システムとデジタルサイネージの連携により、様々な現場をサポートする信頼性の高いシステムを拡販してまいります。
以上