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China
NECが中国電動自転車向けにリチウムイオン電池を提供開始
時間：2011-06-02
日中Green EXPOにおいて、NECは中国電動自転車用リチウム電池市場に進出し、初めてのお客さまである、常州普利司通自行车有限公司（以下「常州ブリヂストンサイクル」）の2011年新発表の新世代電動自転車DLiに、NECのリチウムイオン電池を採用されたことを、発表しました。
常州ブリヂストンサイクル新世代リチウムイオン電池自転車DLi NEC新世代リチウムイオン電池NECが今回常州ブリヂストンサイクルに納入した新世代リチウムイオン電池は36V14Ahであり、重さわずか5kgで、一般の36V10Ahリチウム電池より3％軽量化し、また、高温環境においても高い品質を維持することができ、従来品に比べ2.4倍(70%)の高い容量維持率が確保できます。充電9時間で、従来品に比べ1.4倍の距離を走行することが可能です。
中国でこの数年で浸透してきた電動自転車は、最初のまばらの状態から、現在、広い範囲で普及されるようになりましたが、電動自転車の普及による鉛電池利用は環境への影響が懸念されており、政府と関係業界及び社会の関心を集めています。先日開催された「リチウム電池自転車産業化及び市場化に関する促進フォーラム」において、クリーンな電池としてリチウムイオン電池利用の電動自転車が、国家政策の支持を受け、急速に発展する傾向がある、と報告されています。
このような市場ニーズに対応し、ＮＥＣは常州ブリヂストンサイクル製電動自転車用に電池が採用されたことを契機として、中国の電動自転車用リチウムイオン電池市場に参入します。一方、常州ブリヂストンサイクルは本電動自転車で中国において市場拡大を進める計画です。ＮＥＣでは、2012年度に、リチウムイオン電池関連の環境エネルギー事業の売上高目標として1000億円を計画しています。
NECは、環境、エネルギー分野、電池を中心として大容量蓄電システム関連の実証実験等を進めています。今回の常州ブリヂストンサイクルによるリチウムイオン電池の採用は、ＮＥＣがこれらの事業等で培ったリチウムイオン電池の高信頼、大容量、長寿命を実現する技術などが評価されたものです。
ＮＥＣは、今後もリチウムイオン電池とＩＣＴ技術を活用することで、環境・エネルギー事業をグローバルに拡大してまいります。
なお、本電池および電動自転車は、6月1日～3日に、中国 北京で行われる、日中グリーンEXPOのNECブースにて展示されます。