NEC、インドの携帯電話事業者から超小型マイクロ波通信システム「iPASOLINK」を受注

時間：2011-10-24

NECは、インドの携帯電話事業者であるTata Teleservices（タタ テレサービシーズ、本社：ムンバイ、代表者: Srinath Narasimhan）から、超小型マイクロ波通信システム「iPASOLINK(アイパソリンク)」を受注しました。
 
タタ テレサービシーズは、加入者約8900万人（注1）を抱える、インドの大手携帯電話事業者です。同社は現在、携帯電話ネットワークの容量やエリア拡大に取り組んでおり、次世代のIPベースのネットワークへの移行を視野に、既存のTDM（注2）方式とフルパケット方式の両方に対応する通信システムの導入を検討していました。
 
今回受注したiPASOLINKは、TDM方式とフルパケット方式の両方に対応し、2G／3G／LTEのネットワークを一元的にサポートします。本製品を採用することで、タタ テレサービシーズは設備投資コストや運用コストを抑えながら、TDM方式とフルパケット方式のネットワークを並行運用することが可能となります。
 
NECはこれまで、タタ テレサービシーズにPASOLINKシリーズを10万台以上納入しており、同社の携帯電話サービスの拡大に貢献してきました。今回の受注はiPASOLINKの特長に加え、こうした実績が高く評価されたものと考えています。
 
iPASOLINKは2010年9月の発売以降、世界55ヶ国・約100社の通信事業者から11万台以上の受注を獲得しています（注3）。NECは今後も、高度な無線伝送技術と、高品質かつ高効率なものづくりを活かし、iPASOLINKの事業を拡大していきます。
 
（注1）2011年3月末時点
（注2）Time Division Multiplexing：時分割多重
（注3）2011年9月末時点

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