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時間:2011-11-07
NECは、ロシアの携帯電話事業者であるMobile TeleSystems OJSC(モバイルテレシステムズ、本社:モスクワ、代表者: Andrei Dubovskov、以下MTS社)から、超小型マイクロ波通信システム「iPASOLINK(アイパソリンク)」を受注しました。受注規模は約15,000台であり、NECは2011年末までにMTS社への納入を完了する予定です。
MTS社は、加入者約7,100万人を擁する、ロシア最大の携帯電話事業者です。同社は現在、3Gサービスの普及に伴うデータトラフィックの急増に対応するため、通信容量の拡大やエリア拡充に取り組んでおり、その一環として既存のTDM方式(注1)のネットワークから、より効率のよいフルパケット方式のネットワークへの移行を進めています。
iPASOLINKは、TDM方式とフルパケット方式の両方に対応し、2G/3G/LTEのネットワークを一元的にサポートします。本製品を採用することで、MTS社は設備投資コストや運用コストを抑えながら、TDM方式とフルパケット方式のネットワークを並行運用することが可能となります。
NECは2001年からMTS社にPASOLINKシリーズの納入を開始し、同社の携帯電話サービスの拡大に貢献してきました。NECはMTS社におけるモバイルバックホール(注2)分野のトップサプライヤであり、今回受注したiPASOLINKを含めると累計納入台数は8万台を突破しました。
iPASOLINKは2010年9月の発売以降、世界55ヶ国・約100社の通信事業者から11万台以上の受注を獲得しています(注3)。NECは今後も、高度な無線伝送技術と高品質かつ高効率なものづくりを活かし、本事業を拡大していきます。
以上
(注1) :Time Division Multiplexing:時分割多重
(注2) :点在する多くのモバイル基地局を収容し、モバイル端末からのデータトラフィックをモバイルコアネットワークへ転送するアクセスネットワーク
(注3) :2011年9月末時点