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時間:2012-02-13
NECは、無線の制御機能を有するREC(Radio Equipment Controller)と送信アンプ機能を有するRE(Radio Equipment)を一体化したLTE小型無線基地局(MB4300シリーズ)を製品化し、グローバル市場向けに販売開始しました。
新製品は、容量10リットル、重量10kg、送信出力5W×2(MIMO、注1)の小型基地局ながら、高機能プロセッサを搭載することで、基地局カバー範囲(セル)の半径が小さい「スモールセル」で、最大200の加入者を収容する大容量処理が可能です。また、ビルの屋上や室内など、スペースが限られている場所へのフレキシブルな設置を実現します。これらにより、必要な場所にスポット的にスモールセルの構築を可能とし、携帯端末1台あたりの通信容量を拡大、安定した通信環境を実現します。
さらに、SON(Self Organizing Network)機能により、ネットワークの最適化を自律的に行うと共に、効率的な基地局構築や電波干渉の自動制御を実現し通信事業者の設備投資費や運用費の削減に貢献します。
また、ネットワーク内に混在する他社製品との共存を容易にするマルチベンダ対応のため、基地局の柔軟な構築・運用を可能とし、高い通信品質も実現します。
昨今、スマートフォンやタブレットの普及に伴う通信容量の急増に対応するため、通信事業者はLTEを導入し無線容量の効率化、大容量化を進めています。さらに、データ通信量が多く、通信速度が低下しやすいエリアや電波環境の弱い場所における安定した通信環境の構築も求められています。
新製品は、このような市場ニーズに応えるものです。
なお、NECは、新製品を、本年2月27日から3月1日までスペイン・バルセロナで開催される「Mobile World Congress2012」のNECブースにて展示します。
以上
(注1)MIMO(Multi-Input Multi-Output):送信側(基地局側)と受信側(端末側)に複数のアンテナを用意して、送信側(基地局側)からアンテナ毎に異なるデータを同時に送信、受信側(端末側)で受信した信号を合成することで、通信の高速化を図る技術。