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時間:2012-02-22
NECは、海外向け超小型マイクロ波通信システム「iPASOLINK(アイパソリンク)」シリーズのラインアップとして、マイクロ波送受信部(ODU)、変復調部(IDU)を一体型にした屋外設置用「iPASOLINK AOR (All Outdoor Radio)」シリーズ3機種を追加し、本日より販売活動を開始します。
スマートフォンやタブレットの普及に伴う通信容量の急増に対応するため、通信事業者はLTEを導入し、無線資源の効率化、大容量化およびモバイルバックホール(携帯電話の基地局と基地局制御装置間のネットワーク)の強化を進めています。特に、基地局のカバー範囲を小さくし、安定した通信環境を実現するスモールセルの構築が求められています。
新シリーズは、LTEのスモールセル基地局を無線リンクにより効率良く構成するモバイルバックホールのネットワークに適しています。また、小型軽量により省スペース化を実現し、これまで設置が困難だった場所にも取り付けが可能となりました。これにより、スモールセルのバックホールを迅速に構築し、通信事業者の初期投資コストの削減に貢献します。
新製品の概要は、以下のとおりです。
製品名 | 周波数 | 伝送距離 | 容量 重量 |
インター フェース |
iPASOLINK SX | 60GHz | 1km以下 | 3L 3.5kg |
イーサネット |
iPASOLINK AX | 6-38GHz | 30km以下 | 5L 4.8kg |
イーサネット |
ePASOLINK | 70-80GHz | 3km以下 | 7L 4.5kg |
イーサネット SDH ※注1 |
また、スモールセル内の複数のAOR装置を収容する屋外設置型のL2/L3スイッチiPASOLINK GXを製品化しました。本製品は、4ポートのPoE(Power Over Ethernet)給電機能も持ち、最大4台のAOR装置を収容することが可能です。
NECは今後も、高度な無線伝送技術と、高品質かつ高効率なものづくりを活かし、海外キャリアネットワーク事業をさらに拡大していきます。
■“PASOLINK”ビジネスについて
NECは、1980年代前半より“PASOLINK”のビジネスを開始しました。携帯電話市場の急速な成長に伴って、基地局間を結ぶ通信システムとして採用が広がり、これまでに147ヶ国に累計180万台出荷しています。
以上
(注1) SDH:Synchronous Digital Hierarchy、同期デジタルハイアラーキ
インターネットプロバイダ間をつなぐバックボーン回線などに用いられる光通信方式の国際規格