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NEC、アジア地域内を結ぶ9,400kmの 光海底ケーブル「Asia Direct Cable (ADC)」の供給契約を締結

2020年6月17日
 

       NECは、日本、中国、香港、フィリピン、タイ、シンガポール、ベトナムを結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「Asia Direct Cable(ADC)」のシステム供給契約を締結しました。契約先はソフトバンク株式会社を含むグローバル通信事業者など(注1)からなるコンソーシアムです。本ケーブルは2022年末に完成予定です。

       ADCは総延長距離約9,400kmの光海底ケーブルで、最新の光波長多重伝送方式を採用し、設計容量は毎秒140Tbps以上です。

 

       本ケーブルの敷設により、5Gをはじめ、クラウドサービス、IoT(Internet of Things)、AIなどにより増加する東南アジア・東アジア間の通信需要の増加に対応します。また最新の光伝送技術を活用することで、アジア地域のネットワークの冗長性の確保、高信頼な通信の実現、回線需要変化への柔軟な対応にも貢献することが期待されます。

 

       NECは、過去50年以上にわたり海底ケーブルシステム事業を手掛ける海底ケーブルのトップベンダーです。地球7.5周分のべ30万kmを超える敷設実績があり、特に日本を含むアジア・太平洋地域で強みを有しています。また、陸上に設置する光伝送端局装置・光海底中継器・光海底ケーブルなどの製造、海洋調査とルート設計、光海底ケーブルシステムの据付・敷設工事、訓練から引渡試験まで、全てをシステムインテグレータとして提供しています。なお、日本で唯一、深海8,000メートルの水圧に耐えられる光海底ケーブルを製造可能なNECの子会社である株式会社OCC(注2)が、本ケーブルの製造を担当しています。

 

 

 

(注1)ADCコンソーシアムメンバー

            ソフトバンク株式会社

            CAT

            China Telecom

            China Unicom

            PLDT Inc.

            Singtel

            Tata Communications

            Viettel

(注2)本社:神奈川県横浜市 代表取締役社長:伊藤友一

 

 

 

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>

NEC 海洋システム事業部

E-Mail:mktg@sub.jp.nec.com

 


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